20SS Collections

物事には必ず「始まり」と「終わり」が存在する。
しかし、その狭間には関わった人の数だけのストーリーが存在する。

その無数に枝分かれしたストーリーが、今もなお終わりを迎えることなく、誰かの手によって続いているとしたら。
誰かの記憶の中で、決して消えることなく続いていくのだとしたら。
この世の中に「終わり」など無いのかもしれない。

音が出なくなったレコードも、
あの頃の2人の関係も、
僕らの人生も。

20SS Original Story

大学に入学したばかりの青年、祐介は、

ふたりの男が教室の対角線の隅でおなじ音楽を聴いていることに気づく。


酔いも手伝ってマニアックな曲を熱唱し、

新歓のカラオケの空気を乱した三人は、意気投合してバンドを結成する。


各地のライブハウスで演奏し、バンドは力をつけはじめたが、

祐介は日記のなかで自分の体調不良に触れていた。


戸惑いが確信に変わり、メンバーに病症を打ち明けようとしたとき、

メジャーデビューの話が舞い込んでくる。

思い悩むなかで、青年は秘匿をえらび、

もういちどリッケンバッカーに手を伸ばす。

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